陸上競技で立て続けに日本新記録を更新し、話題になっている長距離ランナー田中希実選手。
そんな田中希実選手の『アイヌ人なの?』、『ハーフなの?』という声が相次いでいます。
結論から申し上げますと、田中希実選手はハーフでもなければアイヌの血を引くわけでもなく兵庫県出身で母親の千洋さんと父親の健智さんの両親も純日本人なのです。
それではなぜそんな噂が立ってしまったのか気になるところですね!
▼この記事でわかること▼
・田中希実の生い立ちや出身、両親や家族の顔画像
・アイヌ人やハーフと言われる理由について
それでは早速本題にいきましょう!
目次
田中希実はアイヌ顔でもハーフでもない!出身は兵庫!
名前:田中希実
愛称:のぞみ、のん
出身:兵庫県小野市大島町
身長:153cm
体重:41kg
冒頭でも述べましたが、田中希実さんはアイヌ人でもありませんし、ハーフでもありません。
田中希実選手は兵庫県の小野市育ヶ丘街で育ちました。
父親の健智さんと母親の千洋さんも陸上選手で、妹と4人の陸上一家で皆純日本人です。
陸上選手だった母親の田中千洋さんが参加したロードレースのファミリー部門で初めて大会に出場。
今では1500m、3000mの日本記録保持者になっています。
田中希実はなんでアイヌ顔やハーフと言われる理由3つ!
田中希実選手が純日本人でアイヌ人でもなければハーフでもないということはわかりましたが、そのように言われてしまう理由は3つあります。
・アイヌ人やハーフっぽいエギゾチックな顔立ち
・日本人離れしたランナーであること
それでは一つずつみていきましょう。
アイヌ人やハーフっぽいエギゾチックな顔立ち
まず最初にこの『アイヌ人やハーフっぽいエギゾチックな顔立ち』というのが最大の理由の一つです。
アイヌ人とは、北海道を中心とするアイヌ民族のこと。
顔の彫りが深く、眉毛が濃く、目鼻立ちがはっきりしている顔立ちの人が多い
芸能人でアイヌ民族の地を引き継いでいる人ですと、俳優の宇梶剛士さんです。
母親は北海道出身のアイヌ民族で、民族運動家として活動していた宇梶静江さん。
確かに田中希実さんのように眉毛が濃くて、顔立ちがはっきりしています。
ちなみに田中希実さんのこの彫りが深い顔立ちは、父親の田中健智さんの遺伝だと思われます。
この父親譲りのエギゾチックな顔立ちが、アイヌ人やハーフと言われてしまう理由の一つでしょう。
日本人離れしたランナーであること
田中希実選手がアイヌ人やハーフと言われる理由の一つに、日本人離れしたランナーであることが挙げられます。
田中希実選手は先述の通り3000mと1500mでの日本記録保持者でありますが、合計6種目までこなすマルチランナー。
・800m
・1500m
・3000m
・5000m
・10000m
・クロスカントリー
日本記録に関しても、1500mは14年ぶり、3000mに関しては18年ぶりの更新となっております。
ここまででも十分に驚きですが、さらに驚きなのはそのレース展開。
いずれのレースでも残り一週になると脅威のロングスパートを見せ、圧巻のレース展開を見せます。
▼実際のレース展開はこちら▼
再生ボタンを押すと、田中希実さんの爆走するロングスパートから流れます。
ちなみにこのレースは2020年に開催されたゴールデングランプリ陸上での出来事。
日本最高峰のレースの決勝にもかかわらず、他のランナーを一切寄せ付けず優勝、日本記録を更新しました。
現在の陸上界ではケンブリッジ飛鳥選手など外国の血が流れている選手が活躍しています。
流石にここまでの圧倒的なレースだと、アイヌなど外国の血が流れているハーフという噂が流れてしまうのも仕方がありませんね。
【顔画像】田中希実の両親は純日本人!
先述にもありますが、田中希実選手の両親は純日本人です。
母親の千洋さんと父親の健智さんを顔画像と一緒にご紹介させていただきます。
父親の健智は田中希実のコーチ!
父親である健智さんは、田中希実選手の専属のコーチとしても活躍されています。
田中希実選手は中学校時代から全国大会で活躍しており、高校は駅伝の名門西脇工業高校に進学しました。
すでに日本のトップランナーであったため、一般的には大学の強豪校の部活に入るか、実業団に入るのが普通です。
しかし田中希実選手が所属したのは部員が2名の豊田自動織機トラッククラブです。
さらにコーチに指名したのは、3000m障害で日本選手権にも出場経験のある父親の健智さん。
田中希実選手の選手にたまにアドバイスをすることはあったものの、そんなに口出しをしてきてはいませんでした。
それなのにコーチとして指名した理由としては、以下の通りに答えています。
田中希実
父の発想は常識外れ。
さらに父親の健智さんも指導方法に関して、
田中健智
自分(田中希実)の位置を考えたときに、突き抜けるくらいのインパクトを与えないと世界では戦えない。
自分が目指している場所には立てない
と答えています。
先述の通り、田中希実選手はマルチランナーとして活躍していますが、それを提案したのは父親の健智さん。
田中健智
父の健智(かつとし)コーチ(50)は「1万、5000メートルの走力が上がれば、1500、800メートルでのスピードを生かすスタミナに生きる」と考えた。「普通はそれはないと思われがちだが、私たちはそれを逆手にとる」と話したことがある。その理由は「幼少期からスピードのある選手じゃなかった」という田中の本来の資質だ。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/68016fdbcecf39a0f677a8298280528000a12c90
田中希実選手もこう言った父親の健智さんの常識の囚われないところを尊敬していると言います。
田中希実の母親千洋も陸上選手!
田中希実選手の母親の千洋さんも北海道マラソンで2回の優勝経験を持つ陸上選手です。
先述の通り田中希選手が陸上を始めたきっかけも母親の千洋さんのレースに参加したこと。
さらに、母親の千洋さんの練習メニューは父親の健智さんが考えていたんだそう。
父親の健智さんが考案した練習メニューを母親の千洋さんがこなしているところを見ていたおかげで、高校を卒業して健智さんが田中希実選手のコーチになった時にもすんなりメニューに馴染めたんだとか。
小中学生の頃には父が考えた母の練習を見ていたので、最初は小学生の頃に戻ったような感覚だったかもしれません。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/21b2d70fd805ab0a401acf99e351d2da8f583567
母親の千洋さんは主に田中希実選手の練習ではタイム管理をしているようです。
しかし田中希実さんに関して心配は尽きないようで、
母親千洋
(日本記録保持者になったことで)私にはわからない苦しさがあるのだろう。
苦しんだ分、ワクワクしながら五輪を迎えてほしい
と語っていました。
ちなみにですが妹の田中希空(のあ)さんは田中希実選手の母校の西脇工業の陸上部の現役ランナーで、家族について「陸上の楽しさを分かち合ってきた仲間」と話します。
母親、父親、妹の4人家族でこれからも日本の陸上界を牽引して行ってほしいですね!