日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚である井口和朋選手を8月4日に殴ったとして当面の間出場停止処分が下ることになりました。
日ハムの監督を務める栗山英樹監督ですが、中田翔選手とはもうすでに10年近い付き合いとなっています。
そして暴力事件に関して、『今回の件には、中田翔を甘やかした栗山英樹監督にも責任がある』、『もう辞めろ』というような声が上がっています。
実際、今回の事件で栗山英樹監督の引退や辞任の可能性はあり得るのでしょうか。
それでは見ていきましょう。
目次
中田翔の暴行事件についておさらい
まず簡単に中田翔さんの暴行事件についておさらいしておきますね。
2021年8月4日に行われた函館千代台公園野球場で行われたエキシビジョンマッチにおいて、中田翔選手が同僚に対して暴力行為を働きました。
それによって、中田翔選手は当面の間一軍、ファーム(二軍)問わず全ての試合に出場停止処分が課せられています。
この報道があったのは2021年8月11日ですが、同日にデイリー新潮の記事にて井口和朋選手が暴力行為を受けたことが明かされたのです。
被害にあったのは、入団6年目の投手・井口和朋(27)です。
引用:https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08112140/?all=1&page=1

中田翔に暴行を受けた井口和朋
また報道によると、井口選手も大事にしたくないということで、中田翔選手も反省しているとのこと。
ただ、日ハムの栗山英樹監督にも責任問題が問われてしまっている事態となっております。
中田翔暴行事件に対する栗山監督の対応は?
この中田翔選手の一連の騒動もを受けて、日ハムの栗山秀樹監督も記者に取材を受けています。
ただ、栗山監督が残したコメントはこちら。
栗山監督
何を喋っていいのかも分からないし、何かしゃべる立場なのかどうかも含めて
ちょっともう少し時間をくれ
また改めて記者会見等でコメントするようですが、栗山英樹監督は大変ショックを受けているのが感じ取れます。
先述の通り栗山英樹監督は日ハムの監督2012年から『中田翔を日本一のバッターにする』ということを目標に手塩にかけていただけに、ショックが隠しきれないのでしょう。
栗山監督に辞めろの声!中田翔を甘やかしすぎ?
今回の件に対する日ハム栗山英樹監督に対するネットの反応を見てきましょう。
中田の素行不良を知らないはずがない。
今までも中田の暴力沙汰を何度も揉み消したことが数知れずあるのではないですか?
今回の不祥事だって、栗山は知ってた。
今までだってずっと知ってたはずなのに、栗山はほったらかし。
栗山の管理責任が問われる。
ただ一方でこんな意見もあります。
そもそも選手ってのは契約社員であって、個人事業主。
いちいち上が暴力を振るうな!って指示しないと出来ないっていつあで高校球児なんだ?
栗山英樹監督にやめてほしいと思う方がいる一方、殴ったのは個人なのにさすがにそこまで責任を持つのはかわいそうという意見があるようですね。
栗山監督の甘さを指摘する報道も
一部の報道においても栗山英樹監督が中田翔選手に対して甘いと指摘するものもあります。
その内容を簡潔にまとめると以下の通りです。
・2021年4月に三振直後にベンチでバットを破壊。
・後輩を小突く、罵倒する、突き飛ばすことは日常茶飯事。
・中田翔は冗談でも、後輩は日頃から嫌な思いをしていた
・右目にあざを作ってグランドに登場。『転んだ』と言い訳するおもそれ以上問い詰めることもなし。
とにかく栗山監督は中田に甘い。報道陣には怒りを口にしても、実際はなだめ、すかしているだけ。本人に面と向かって厳しく言ったという話は聞いたことがない。
引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/293218
このような素行があったにも関わらず、栗山英樹監督や球団関係者は中田翔さんの素行に関して指摘をしませんでした。
栗山監督過去にも辞めろと言われる理由3つ
栗山英樹監督過去に何回か炎上しており、以前から『辞めろ』という声が相次いでいました。
その理由は以下の3つ。
・選手に対しての配慮に欠ける
・日ハムの成績不振
・優秀な若手選手が育たない
それでは一つずつ見てきましょう。
選手に対しての配慮に欠ける
最初に、2021年4月25日のオリックス戦での栗山英樹監督のコメントに対しての批判です。
その日の試合内容は3−1で勝っていたにも関わらず、宮西投手が引き継いだ後3点を失ってしまい引き分けになったという内容でした。
ただ、以前から宮西投手が調子悪いのは見受けられていたのです。
それにも関わらず、栗山英樹監督は
栗山監督
というコメントを残しました。
これに対して、『明らかに宮西投手の状態がおかしいのに無責任すぎる』ということで批判を浴びてしまったのです。
日ハムの成績不振
次に日ハムの成績不振です。
元々栗山英樹監督は、2019年いっぱいで元々引退する予定だったのです。
日本ハム栗山英樹監督(58)が今季限りで辞任する意向であることが24日、分かった。既に、球団へ辞意を伝えた。
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/news/201909240000708.html
当時すでに辞任の意向を伝えており、理由は成績不振でした。
結局、この件は日ハムが栗山監督一人の責任でないとして契約を延長していますが、ファンたちの成績不振に対する怒りの矛先は栗山英樹監督に向いたまま。
これも辞めろと言われる理由の一つとなっております。
優秀な若手選手が育たない
最後に、優秀な若手選手が育たないことが挙げられます。
まず日ハムで芽が出なかったとして有名な選手は斎藤佑樹投手でしょうか。
かつて田中将大投手と日本を担う投手と言われ、現在33歳を超えたにも関わらず1軍での出場はほとんどありません。
他にも吉田輝星投手、清宮幸太郎選手など、超高校球児と言われた選手たちの成長速度が遅いことが指摘されています。
清宮幸太郎や吉田輝星ら、指揮官が見込んで起用し続けた若手有望株の成長速度が遅いことも、怒りに拍車をかけているようだ。
引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/288472/2
このような有望選手が日ハムに加入しているにも関わらず、ファンの方の期待に添えるような活躍ができてないようです。
栗山監督が辞める可能性は?中田翔の責任は?
結論から申し上げますと、栗山英樹監督次第というところでしょう。
前述の通りあくまで暴力行為は中田翔選手の問題であります。
甘やかしてきたという声は確かに上がっていますが、直接的に中田翔選手の暴力行為に関わっていません。
そして、現在辞任の意向を示しているというような報道もありません。
ただ、成績不振で辞任の意向を示すほど責任を感じやすい性格であるのも事実。
年齢も60歳に迫っていますし、今回の件で辞めるのはかわいそうな気がしますが、可能性はゼロとは言い切れないでしょう。
また情報が有れば追加していきます。
栗山監督引退の後任は稲葉監督?
そして、栗山英樹監督の後任は稲葉篤紀監督と言われています。
東京五輪で侍ジャパンを金メダルに導いた名将です。
また現役時代から中田翔選手と交友があり、今年に中田翔選手が2軍落ちした時にはアドバイスをしたんだそう。
稲葉さんは現役時代から、17歳年下の中田をことさら可愛がっています。今も公私で結びつきが強い。今年、中田が二軍落ちを直訴し、札幌の室内練習場でひっそりと練習をしていた際には、稲葉さんが頻繁に助言や練習の手伝いをしています。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/8bcd7b6a624aa4d41740a8079ceb87b6cad4ef3b?page=2
中田翔選手の暴行事件で日ハムがピンチに晒される中、それを救えるのは稲葉篤紀監督でしょう。
今回は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。